40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

感想文10-01:危険な世界史

 

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※2010年1月5日のYahoo!ブログを再掲。

 

 

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新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

懲りずにこの企画を続けていきます。3年目に突入。不思議なことに読みたい本がどんどん増えていきます。

さて、名画で読み解く ハプスブルク家12の物語(感想文09-39)の著者である中野京子さんによる、100の世界史ショートストーリー集。

気軽に世界史について読める。年末に嫁さんの実家の炬燵の中でぬくぬくしながら、血みどろのヨーロッパを駆け抜けていく。時代は、フランス革命前後100年くらい。

本書では、これまで全然知らなかったイギリスとロシアの歴史についても色々と知ることができた。改めて別の本でちゃんと読んでみたい。

印象に残ったことを書き記しておこう。

  • バイエルンの王様となったルートヴィヒ2世(1845~86)。美青年を愛した超イケメン。莫大な資金と長い年月をかけて中世の城を建てた困った王様。ノイシュヴァンシュタイン城もその一つ。ドイツのディズニーランドと陰口を叩かれながらも、ナンバー1人気スポットなのだ。行ってみたい。
  • カラマーゾフの兄弟に登場する老人(フョードル)にはモデルがいたらしい。それは、なんとドストエフスキー(1821~81)の父親。地主となり、権力を農奴やその娘たちに振るい続け、ついには農奴に襲われ虐殺されてしまう。小説とぴったり合う、っていっても読んだこと無いんだよね。今度、カラ兄読みます。
  • ピョートル大帝(1671~1725)の母違いの姉の話。ソフィア皇女(1657~1704)と呼ばれるけれど、イリヤ・レーピンの絵を見ると、これは完全にソフィア・デラックス。悲しいけれどデラックスは弟との権力争いに敗れ、修道院に幽閉される。それでこの絵に様に怒りに震えているのだ。
  • ピョートル大帝のキャラは濃い。身長が2メートルもある。ロシアを近代国家へと成長させ、能力で人材を登用した。黒人奴隷を側近にし、それがアブラム・ガンニバル(1696~1781)。ガンニバルのひ孫がプーシキン(1799~1837)であり、近代ロシア文学の嚆矢となった。プーシキンの作品も読んだこと無いけれど…。

ふむ。ロシアが面白そうだ。ロシアについてもっと知りたい。ロシア文学にも余裕があれば手を出します。

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(感想文の感想など)

ロシア文学にはまったく手を出せてない。それからドイツのノイシュヴァンシュタイン城にも行けてない。バイエルンには仕事で行ったのだけれど。