明けましておめでとうございます。
ずいぶん遅い新年の挨拶ですみません。
2年連続で実家に帰ることなく、新年を迎えました。昨年は長男の受験のため、今年はそう、コロナ禍のせいです。
2020年はあまり思い出深い出来事がありません。長男の小学校卒業式の謝恩会で司会をしたことくらいでしょうか。大きなトラブルなく務めを果たせてホッとしたのを覚えています。
仕事ではオンラインセミナーで司会をしました。司会ばかりだな。司会業が好きなわけではありませんが、やる人がいないので、好むと好まざるとにかかわらずお鉢が回ってくる役回りです。
バスケはそこそこできましたが、久しぶりにぎっくり腰(軽度)をやらかし、季節の変わり目は要注意ってことを再認識しました。もう若くはありません。
ゲームは昨年末にSwitchでダビスタを購入し、実に四半世紀ぶりに熱中しましたが、重大なバグが修正されないのでしばらくは放置するという決断に至りました。不条理に勝てないのは仕方ない(ダビスタあるある)にせよ、重大なバグは早く直してよと正規価格で購入したユーザーは願うばかりです。
それからP5S(ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ)も楽しくクリアしましたが、こういう無双系のアクションゲームは老眼が進行しつつあるおじさんにはキツイものがあります(だからダビスタ買ったんだよな)。ストーリーがご都合主義的な展開ではあるものの許容範囲であり、ペルソナファンとしては十分に楽しめる作品でした。個人的にはSwitchでP4Gがしたい。Steamに移植したんだったら、Switchにも移植してよと強く願うばかりです。
あと、桃鉄も買いました。長男と次男の地理の勉強にもなるというもっともらしい理由で購入しましたが、まだあまり遊べてません。慣れてくると、運ゲーではなく、カードを駆使し、リスクを排除した嫌らしい戦いになるので、家族間であろうと人間関係が悪化するのは必至なのです。
あと、昨年はSwitchインディーズゲームを数本購入しました。コロナ禍と自粛と(おおよそ4月以降)で紹介したゲーム以外だと『world for two』。音楽が美しく、懐かしい感じのドット絵がノスタルジックでした。ゲームそれ自体は単純ではありますが、静かにそっと心に何かを残してくれる優しさを感じました。
6月以降、私には在宅勤務が向いていないことが判明し、できる限り出勤するようにしています。長男と同じ方向なので、一緒に家を出るようになり、お互いに昼食が必要なので私がほぼ毎日お弁当を作るようになりました(作りたくない日は長男は学校でお弁当を購入)。そんなにレパートリーはないものの、主菜と副菜の組合せを工夫すれば、飽きずに食べれるお弁当を作れるようになったと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、こうしてブログを再開したというのが2020年で最も大きな変化だったように思います。ただただ未来の自分が読み返すためだけに書いている文章ですが、ごく稀にコメントを残してくださる方もいらっしゃるので、それを励みにして今年も感想文が中心となるでしょうが、書いていきたいと思います。
それでは、恒例(このブログでは初)の2020年の面白かった本ランキングを発表します。
第5位:ピアノの近代史(感想文20-22)
私はピアノをひけませんが、日本のピアノ産業の歴史について書かれた本書を大変面白く読ませていただきました。ヤマハとカワイの成り立ち、経営の在り方、音楽教室への発展など、考えさせられることがたくさんありました。次男がピアノを習っていなければこの本を読むことはなかったでしょう。
第4位:日本が生んだ偉大なる経営イノベーター小林一三(感想文20-43)
高橋是清、後藤新平に加えて、私が尊敬する人に追加された小林一三。久しく関西に帰ってないので、阪急電車にも乗っていません。東宝は鬼滅の刃特需で業績が上方修正されました。最近ではSLAM DUNKも映画化されることがニュースとなり(鬼滅の刃の二番煎じ扱いされるのは些か心外ではありますが)、バスケ界隈は盛り上がっています。しかし、こちらは東宝ではなく東映のようです。また、SLAM DUNK時代からルール(例えば、前後半制→クオーター制など)もコートのライン(例えば、ゴール下が台形→長方形など)も大幅に変わっており、そのあたりはどうするんだろうと気になるところです。
第3位:相分離生物学(感想文20-27)
昨年、最も刺激を受けた生物学の本です。分子と細胞を架橋する「何か」についての学問であり、何度も唸りながら貪るように読みました。知的好奇心がビシビシ刺激され、ここからさらに新しい「何か」が生まれてくる、そんな予見があるのだけれど、うまく説明できないもどかしさと自分の能力不足に気付かされました。。
第2位:インドの鉄人(感想文20-31)
半沢直樹どころではない、グロボーな資本主義社会での、痺れる巨大買収劇。舞台は鉄鋼業界。主役はインド人。ちょっと古い本ではあるけれど、とてつもなく面白いです。自分の人生と関係ないことに興奮できてしまうのだから、本はありがたい存在ですね。
第1位:ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀(感想文20-30)
昨年、出会った中で、最も知的興奮を覚えた本。私有財産=独占=悪という考えは、極めてラディカルですが、リーズナブルでもあります。経済学の分野がますますこれから面白くなりそうだなと強く感じさせてくれました。そして何より、意外と未来は明るい、そう思わせてくれる本でした。幾つになっても良い本に出会えるのは、とても嬉しい経験ですね。
今年はどんな年になるだろうでしょうか。バカボンのパパよりも年上になり、体の衰えを隠すことはできません(隠してもいません)。昨年末で私が主導するプロジェクトが終了し、次に挑戦することが現時点では定まっていません。
何か始めてみようかな。何が良いかな。
今年もよろしくお願いします。