40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

感想文18-29:経済学者、待機児童ゼロに挑む

※2018年8月8日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 待機児童が社会問題化して久しい。もともとは匿名ブログの過激なタイトルだったが、2016年のユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に「保育園落ちた日本死ね」が選ばれたことも話題になった。いかにも扇情的な言い回…

感想文18-05:トラクターの世界史

※2018年3月17日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ トウガラシの世界史(感想文16-21)以来の○○の世界史というタイトルの本。都会で生活しているとあまり馴染みのないトラクターが主役という珍しい本。 そういえば、大学の農場実習でトラクターを運転したことを思い出…

感想文20-46:サピエンス異変 新たな時代「人新世」の衝撃

最近、知って気になった新しい言葉「人新世(じんしんせい/ひとしんせい *本書での読みはじんしんせい)」。 ウィキペディアによると、『人類が地球の地質や生態系に重大な影響を与える発端を起点として提案された、完新世(Holocene, ホロシーン)に続く…

西本統さんの活躍を言祝ぐ

このような無粋なブログで取り上げる内容ではないかもしれないが、バスケ仲間の西本統さんがモビエボで取り上げられた。 newspicks.com 山里亮太さんらと出演され、華やかな世界で、こうして注目されたことをまずお祝いしたい。さて、このブログを書いている…

感想文20-45:16歳からのはじめてのゲーム理論

広大なミクロ経済学の中できらびやかな分野といえばゲーム理論だ。2012年度にゲーム理論を学んで、もっと早く出会っていれば良かったと悔やんだ。こんなに面白い研究分野があったのかと。 数学が得意(トレードオフなのか国語と社会はさっぱりだったの)で理…

感想文09-53:もっとも美しい数学 ゲーム理論

※2009年8月19日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ トム・ジーグフリードっていう外国の科学ジャーナリストが書き、冨永星さんが翻訳した書。富永さんをどこかで見たと思ったら「素数の音楽」も翻訳している。 ゲーム理論って取っ付きやすいネーミングに反して、数学…

感想文20-44:絶滅できない動物たち

絶滅動物は甦らせるべきか(感想文20-36)に続く、絶滅に関連する本。私は動物が好きだし、絶滅しそうな動物をなんとか救いたいという気持ちがある。 本書は、『絶滅できない動物たち』という逆説的なタイトルだ。原著では「Resurrection Science: Conservat…

感想文20-43:日本が生んだ偉大なる経営イノベーター小林一三

小説、阪急電車(感想文08-14)の感想文を書いたのはまだ20代後半で、長男が生まれてちょうど1年になるくらいの頃。その頃はまだ父親は働いていた。まだ現役だったこともあって当時のブログで言及していないのだと思うが、父親は阪急電鉄株式会社の社員だっ…

感想文17-35:流転の子 - 最後の皇女・愛新覚羅嫮生

※2017年8月3日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ さて、まずはこの本を読むに至った経緯を書いておこう。 今年、仕事で色々とお世話になった方が還暦を迎えた。そこでその方の還暦祝いパーティの席で、生まれ年である60年前の1957年にまつわるクイズを出すことにした…

感想文08-14:阪急電車

※2008年4月3日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 関西の人間に馴染みのある私鉄の代表格といえば阪急電車。京都、大阪、兵庫と関西の主要2府1県をまたいで、河原町、三ノ宮、芦屋、宝塚など品のある駅を結んでいる。比較的富裕層の住む町を繋いでいるので、客層も品…

感想文20-42:生産性とは何か

この冴えないブログのタイトル通り、私はいわゆるロスジェネ(1990年代後半から2000年代前半の「就職氷河期」に社会に出た世代)だ。全く恩恵を受けることなくバブルが崩壊し、日本経済が低迷し、停滞し、とにかく世情が暗い時期に社会に出た。 裕福とは言わ…

感想文19-07:日銀日記

※2019年4月15日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 著者は、岩田規久男(いわた きくお、1942-)さん。岩田さんは、2014-2018年度の5年間、日本銀行副総裁を務め当時の日記をまとめたものが本書となっている。 歴史や最新のニュースやSF的な未来のことに興味のある方…

感想文18-45:選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

※2018年10月25日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 本書を読んだ後に、2012年に私が書いた出生前診断についてという文章を改めて読み直してみた。その当時と今との違いは、新しい子をもうけないと夫婦間で決着したという点だ。妻は既に2人を産みノルマを果たしたと強…

感想文18-44:人魚の眠る家

※2018年10月25日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 東野圭吾さんの小説。容疑者X(感想文08-61)の献身以来だから、10年ぶり。容疑者Xの献身と同様に、本書も妻から勧められて読んでみた。 でもね。特に序盤が重い。読み進めるのが辛い。 本書は、小児の脳死と脳死…

感想文17-53:こころみ学園奇蹟のワイン

※2017年10月26日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 私はわりとお酒を飲む。ビールも日本酒も焼酎(芋、麦、黒糖)もウィスキーそして、もちろんワインも。会社のワイン会で、同一品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン)で飲み比べたことがあ…

感想文14-43:移植医療

※2014年9月4日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 先進国で圧倒的に足りていないもの、大きな超過需要となっているものの一つが臓器だ。移植医療という技術は古くからあるが、臓器が足りないからこそ、様々な問題を起こしている。 足りない臓器をどうやって集めるか。…

出生前診断について

※2012年10月末(日付不明)のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 久しぶりに読書感想文以外のことについて書きます。 NHKスペシャルとして2012年9月16日に放映された出生前診断 そのとき夫婦はを見た人も結構いると思います。 出生前診断それ自体は決して新しい技術とい…

感想文10-42:日本の臓器移植

※2010年6月12日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 「どの臓器が好き?」と聞かれたら、ぼくは迷わず「腎臓」と答えるだろう。格差と腎臓でも腎臓移植についてちょっとまとめている。どうやらぼくは腎臓フェチらしい。 腎臓は精巧で、エレガントな作りをしていて、美…

感想文08-61:容疑者Xの献身

※2008年11月11日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 珍しく妻が読むのを薦めた本。 妻は滅多に本を読まないし、ぼくが面白いと思って貸した本は、趣味に合わないとか、犯人が気になったとか言って最後から読むとか、まあ、何て言うか、本に限らず趣味が合わないので仕…

感想文08-13:鳥人計画

※2008年3月27日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ たまに小説を読みたくなる。しかもミステリー。 東野圭吾ファンには申し訳ないけれど、初めて彼の本を読みました。理系ミステリーって感じ。素直に面白い。 舞台となるのはスキーのジャンプ競技。鳥人とはジャンパー…

感想文18-17:10万個の子宮

※2018年6月4日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 強烈なタイトルだ。これまでの人生で、子宮に思いを馳せたことはないし、子宮を「個」とカウントすることにもピンとこないし、さらには10万という圧倒的に大きな数の子宮をイメージすることもできない。 日本では国家…

感想文18-14:アメリカ 暴力の世紀

※2018年5月11日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ これまでに何冊もアメリカ関連の本を読んできた。新しい順番で、ドナルド・トランプ 劇画化するアメリカと世界の悪夢(感想文17-03)、反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体(感想文15-27)、政府は必ず嘘をつ…

感想文18-28:安楽死を遂げるまで

※2018年7月30日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 定年後 - 50歳からの生き方、終わり方(感想文17-41)を読み、定年後の生き方について考えることがあった。40歳を目前にし、定年、老後、そしていつか迎える死について、気が早いと言われるかもしれないけれど、考え…

感想文17-41:定年後 - 50歳からの生き方、終わり方

※2017年8月27日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 仕事が増え、部下が増え、管理することが増え、自分の時間が少なくなり、いよいよ40歳が近づいてきた。毎日、あっという間に時間が過ぎていく。今は夏だけれど、もう今年も終わるなという実感がある。 子どもの成長…

感想文20-41:ダイヤモンド 欲望の世界史

炭素物語(感想文20-39)に続く、炭素関連本。炭素の中でも特殊な位置づけであるダイヤモンドが本書の主役だ。 私はダイヤモンドを所有していないが、プレゼントしたことがある。そう、婚約指輪だ。20代なかばでたいして貯えがなかった状況でそこそこ高い金…

感想文16-40:白い航跡

※2016年12月28日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 吉村昭さんの作品が最近、お気に入りだ。 ニコライ遭難(感想文12-08)、戦艦武蔵(感想文12-13)、羆嵐(感想文12-35)、大黒屋光太夫(感想文15-17)といずれもハズレなく面白く、さほど歴史を知らない私にとって…

感想文15-17:大黒屋光太夫

※2015年4月21日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 羆嵐(感想文12-35)以来の吉村さんの小説。 タイトルの通り、主人公は大黒屋光太夫(1751-1828)。名画で読み解く ロマノフ家 12の物語(感想文15-05)で光太夫が紹介されていて、こんな日本人がいたんだと驚き、本…

感想文12-35:羆嵐

※2012年6月8日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 戦艦武蔵(感想文12-13)以来の吉村さんの小説。ウィキペディアで有名な三毛別羆事件で一度、読んでみたいと思っていた。吉村さんの本は、淡々としていて、それがかえって読者の想像力を刺激し、真に迫ってくる。 舞…

感想文09-80:近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ

※2009年12月19日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 今年、感化されたウォーラーステインの近代世界システム論(感想文09-56)が出発点になっているという理由だけで、本書を手に取った。 率直な感想としては、経済史に通暁していないと難しい、ということだ。ちょっ…

感想文08-11:スキャンダルの科学史

※2008年3月21日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 図書館で借りたこの本。結構面白かった。 色々と書きたいことはあるけれど、今回取り上げたいのは、「医学博士号売買事件‐勝矢信司」。理由は、ウェブ上では情報がさっぱり載っていないこと。その他の事件はわりと有…