40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

感想文21-17:雪ぐ人 えん罪弁護士今村核

著者はノンフィクション作家の佐々木健一さん。これまで辞書になった男(感想文14-62)とMr.トルネード 藤田哲也(感想文17-48)を大変面白く読ませていただいた。 佐々木は人物に焦点を当てて描くタイプの作家だが、その人選がユニークだし、脈絡がなくて幅…

感想文17-48:Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男

※2017年9月28日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 辞書になった男 ケンボー先生と山田先生(感想文14-62)以来の佐々木健一さんのご本。辞書になった男は非常に印象に強く残っている作品で、非常に面白かったのを覚えている。佐々木健一が書いた本ということで、期待…

感想文14-62:辞書になった男 ケンボー先生と山田先生

※2014年12月19日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 本書は辞書の物語である。って、辞書?辞書は無味乾燥で、淡々と言葉の意味を説明し、整理したものと思っているかもしれない。私も思っていた。辞書に個性は疎かたいした違いはないと。そうじゃないのだ。辞書も人…

感想文21-16:だれのための仕事

本書の原本の刊行は1996年と四半世紀も前。その15年後の2011年に文庫版が出版され、補章が追加された。例示にやや古めかしさを感じさせるが、通底する労働への苦悩は、現代でも多くの示唆を与えてくれる。 題名にあるとおり、仕事には必ず顧客がいて、その顧…

感想文21-15:アパレルの終焉と再生

知らない業界について学ぶのは刺激的だ。仕事柄、アパレル業界とは接点がなく、おしゃれな服を買わないし、最先端のファッション動向も皆目検討つかない。 40歳を過ぎると、そもそもどういう服を着れば良いか分からない。仕事では、基本的にスラックス、ワイ…