40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

感想文22-12:火花

本書はお笑いタレントの又吉直樹さんによる小説。非常に有名。 芥川賞を受賞し、調べてみるとドラマ化され、映画化され、舞台化され、漫画にもなっている。一大産業やな。 こちらも会社の方にお借りして読んでみた一冊。毛嫌いしていたわけではないけれど、…

感想文22-11:星の子

今村夏子さんによる小説。今村さんの作品は初めて読んだ。会社の方にお借りした本であり、40過ぎのおじさんである自分ではなかなか選択しない一冊。なお、本書は2020年に芦田愛菜さん主演で映画化されている。映画は見てない。 中学3年生の少女が主人公の小…

感想文16-35:日本の10大新宗教

※2016年10月30日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 著者の島田裕巳さんは有名な宗教学者。八紘一宇 日本全体を突き動かした宗教思想の正体(感想文15-45)を読んだことがある。本書はそれよりも以前に出版された新書だ。 10大新宗教とは、①天理教、②大本、③生長の家…

感想文22-10:チューリング 情報時代のパイオニア

メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋(感想文09-35)の感想文の感想で、本書の主人公であるアラン・チューリング(1912-1954)に言及していた。 改めて調べてみると、チューリングの紙幣は昨年2021年6月から流通しているようで、是非、イギリ…

感想文22-09:ボクの音楽武者修行

本書の著者であり、音楽武者修行をしたボクである主人公は、有名な指揮者である小澤征爾(1935-)さんだ。現在86歳で、同じ年生まれはエルヴィス・プレスリー、大江健三郎、畑正憲、仰木彬、美輪明宏、筑紫哲也、野村克也、ダライ・ラマ14世、堺屋太一、赤塚…

ルワンダ中央銀行総裁日記

※2016年2月9日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 本書の初版は1972年。ということで私が生まれる前に書かれた本であり、ずいぶん昔のことだ。しかし、タイトルがなかなかにインパクトが強い。 アフリカ中央の小国ルワンダの中央銀行総裁として勤めた6年間の記録であ…

感想文22-08:ひなた弁当

東京駅で購入した小説。 超理不尽なリストラ 転落人生からの 大逆転 そのきっかけはどんぐり!? という帯の宣伝文句に釣られて、読んでみた。 会社をリストラされて、野草や釣った魚で弁当屋を始めて、家族との関係も良くなり、万々歳的なストーリーで、気…

感想文22-07:科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

海に降る(感想文15-55)と同じ朱野帰子さんの小説。ずいぶん前に買っていたのだけれど、途中まで読んで読了してなかったのを発掘した。 なぜ途中で読むのをやめたのかは判然としないが、本書はラノベっぽい冗長なタイトルに似合わず、内容はわりと硬派な小…

感想文15-55:海に降る

※2015年12月24日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ WOWOWで連続ドラマ化したことで話題になった本書。海洋研究開発機構(JAMSTEC)が舞台という、なかなかにマニアックな小説だ。 思い返せば、去年、追浜(※「おっぱま」と読む)にある現実のJAMSTECに行ったことがあ…