40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

60面体

24面体と同一パーツ30個から構成される。20個の三角錐からなるので、60個の三角形の構造体だ。24面体と似ているけれど、ボリューム感があり、でかい。最も大きい折り紙で作成した60面体は大体12センチくらいある。置き場所に困る。組み上げていくのは楽しい…

24面体

私にとっての多面体折り紙の原体験である24面体。裏地の白い色もチャーミング。また同じパーツで両三角錐、立方体、もうちょっと変わった座布団みたないものも作れる。長男が5年生の時だったかな、夏休みの自由研究で多面体折り紙に挑戦した。パーツ数、面、…

正20面体のスケルトン

実のところ、正4面体のスケルトン、立方体のスケルトン、正12面体のスケルトンも作成したが、安定性が悪い。正4面体はまだしも、スケルトンタイプ、つまりへこんでいるタイプだと、正方形や正五角形では、外側からの圧力に、っていうか自重(重力)に耐えら…

感想文20-19:はじめての多面体おりがみ

多面体と宇宙の謎に迫った幾何学者(感想文20-03)で書いたように、多面体アート?を作ってみることにした。 その際に参考にしたのが本書だ。 そういえば、私には多面体との出会いという原体験がある。 小学1年生の時に学校行事で6年生から贈り物をもらうと…

感想文20-18:誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃

なかなかショッキングなタイトルだけれど、「殺す」とか「衝撃」といった目を引くタイトルをつけないとこういう本は売れないのだろうか。 理系白書など科学技術政策全般について長く取材してきた人材と経験と定評のある毎日新聞社の取材班による本だ。書かれ…

感想文20-17:図解 よくわかる電磁波化学

何度勉強しても理解できていない「光」のこと。光は身近なものだし、目に見えるのだけれど、光って一体全体何なんだと考えると、やっぱりよく分からない。 本書は決して易しいわけではないけれど、かなり丁寧に電磁波とそれに関連する化学しかも最先端のこと…

感想文20-16:小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発

これまで環境問題についての本を読んでこなかった。直視したくなかったからだろうか。科学で取り扱うには大きすぎると思ったからだろうか。 エネルギーや感染症や食糧問題といった個別の課題については、さほど多くはないにせよ本を読んできた。それらは本質…

感想文20-15:生物の中の悪魔

著者は理論物理学者であるポール・デイヴィス。20年くらい前に『タイムマシンのつくりかた』を読んだことがある。タイムマシンをつくる壮大な思考実験の本だった。 物理学者が生命について考えたというのが本書になる。 生命は何をしているか、それを説いた…

感想文18-20:合成生物学の衝撃

※2018年6月8日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 「○○の衝撃」というタイトルの本をこれまでにいくつか読んだ。 2016/9/19:生殖医療の衝撃(感想文16-32) 2015/10/6:イスラーム国の衝撃(感想文15-36) 2014/6/10:「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃(感想…

感想文18-13:分子レベルで見た触媒の働き

※2018年5月9のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ この4月でついに異動(≒お役御免)となり、新しい部署で働き出した。ケミストリー関連について勉強する必要があり、まずは全く理解の及んでいない触媒について学んでみようということで、手にとったのが本書だ。 触媒…

感想文18-08:「大学改革」という病

※2018年4月5日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 私が通っていた頃(90年代末から2000年代前半)から大学は大きく変貌している。2003年に国立大学法人法が制定されたが、2000年頃からすでに法人化への懸念が大学内で示されていたのは覚えている。当時、大学生だっ…

感想文16-32:生殖医療の衝撃

※2016年9月19日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 最近は、「◯◯の衝撃」というタイトルの本が増えたように思う。「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃(感想文14-27)とかイスラーム国の衝撃(感想文15-36)とか。ちょっと前までは、「◯◯はなぜか」というのが流行…

感想文16-19:巨大ウイルスと第4のドメイン

※2016年6月21日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ウイルスは生きているを読んで初めて知ったパンドラウイルスのこと。もうちょっと詳しく書かれた本がないかと探して、辿り着いたのが本書。 タイトルにあるように巨大ウイルスを含む最新のウイルス研究を通じて、…

感想文16-16:ウイルスは生きている

※2016年6月15日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 私が大学院時代に学んだ生物学の授業で、ウイルスは生物ではないと学んだ。 ウイルスに対する私の緩いイメージは、生物の細胞に入り込み、自己が有する核酸を複製する、非常に微小なメカだ。生物に比すると単純に…

感想文15-36:イスラーム国の衝撃

※2015年10月6日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ※ここでは本書のタイトルにならってイスラム国ではなくイスラーム国という表記で統一しています。 イスラーム国に関するニュースは毎日山のように流れている。殺害とか処刑とか爆殺とか、とにかく凄惨で残酷で暴力…

感想文14-27:「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃

※2014年6月10日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 夫婦格差社会(感想文13-31)では、生涯未婚率が『2010年時点では男性20.1%、女性10.6%』という記載があった。私は既に結婚していて、あまりピンときていないが、一生涯で結婚しない(できない)人は決して珍し…

感想文14-14:毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者

※2014年4月11日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 炭素文明論(感想文14-11)によると、ハーバーは毒ガス開発に携わっていたとのこと。偉大な科学者がなぜ毒ガス開発に手を染めたのか。気になって本書を手にした。 フリッツ・ハーバー(1868-1934)はユダヤ人。同…

感想文14-11:炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす

※2014年2月22日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 医薬品クライシス(感想文13-53)と同じ佐藤健太郎さんの著書。佐藤さんは最近のサイエンス・ライターの中でも非常に読みやすく、分かりやすく、そして魅力的な文章を書ける能力のある人だ。本書も炭素を中心とし…

感想文13-53:医薬品クライシス―78兆円市場の激震―

※2013年9月1日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 新薬誕生―100万分の1に挑む科学者たち(感想文08-66)によれば、薬開発はドラマチックで、そして成功確率が極めて低いとのことだ。医薬品業界はその特殊なビジネスモデル(投資が大きく、当たれば大儲けだが、ほと…

感想文08-66:新薬誕生―100万分の1に挑む科学者たち

※2008年12月8日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 病気になると、病院に行き、医師に診断され、薬を処方される。そういえば、半年ほど前に帯状疱疹になったときは、いくつも薬をもらった。今では薬局で薬の効用効果が伝えられ、これはこういう効き目があるのかと思…

感想文18-46:フィラデルフィア染色体

※2018年10月30日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ウィキペディアによると、フィラデルフィア染色体とは、『慢性骨髄性白血病および一部の急性リンパ性白血病に見られる染色体の異常。22番染色体と9番染色体間での転座によって、c-ablとbcrという遺伝子が融合し、…