2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
会社の部下からお借りした小説。著者は馳星周さん。2020年に本作で直木賞を受賞とのこと。馳星周さんと言えば、新宿を舞台に描かれたバイオレンスミステリーの傑作でありデビュー作の「不夜城」のイメージだったので、驚いた。不夜城を読んだときはまだ関西…
世の中にあるたくさんの社会問題に心を痛めている。そんなにナイーブな性格ではないのだが、自分の無力さを痛感している。今の仕事が世のため、人のために役立つよう、苦心しているが、硬直的な制度と大きな組織に挟まれ、クリティカルに世の中にインパクト…
今のところ生涯を振り返って、ほとんど良い思い出のないヴァレンタイン・デー。その頃に図書館に行ったら陳列されていて気になって読んでみたのが本書だ。 今年のヴァレンタインで、当時中2である長男が手作りクッキーをクラスの子からもらったと、LINE通話…
本書が1993年に刊行されており、約30年前の本になる。目まぐるしい勢いで発展するコンピュータサイエンスについて、30年前の時点での最前線を描いている。 著者は立花隆(1940-2021)さん、昨年お亡くなりになったが、幅広い分野に知的好奇心があり、知の巨…
さっぱり知らない領域だけれど、ちょっとは勉強しておこうと思い、読んでみた一冊。タイトルのとおり本当にわかったかと言われるとかなり怪しい。とはいえ、自分の理解を深めるためにまとめておこう。 現代のコンピュータが情報を処理する仕組みをベースに、…