40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

感想文21-14:フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

本書の著者は、高橋 昌一郎さん。これまで高橋さんの著作では、知性の限界―不可測性・不確実性・不可知性(感想文10-46)、 理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性(感想文11-26)を読んだことがある。 本書の主人公はジョン・フォン・ノイマン(1903-195…

感想文11-26:理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性

※2011年7月16日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ どうやら順番が逆のようで知性の限界―不可測性・不確実性・不可知性(感想文10-46)の前書となるのが本書。とはいえ、順番を間違えても関係がないっぽい。どっちから読んでも楽しめる人には楽しめるはず。 今回も科…

感想文10-07:数学ガール/ゲーデルの不完全性定理

※2010年1月31日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ バーゼル問題などを扱った数学ガール(感想文08-44)、そして、数学ガール/フェルマーの最終定理(感想文08-57)に続く、数学ガールシリーズ第三弾。 今回は、ゲーデル(1906~78)の不完全性定理。そうか、ゲーデ…

感想文08-57:数学ガール/フェルマーの最終定理

※2008年10月29日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 前書、「数学ガール(感想文08-44)」の第二弾。 著者ご本人から続きも出てます、というお知らせを頂戴したので、ありがたく続きを読ませてもらいました。 さて、前書との違いは、何か。そう、登場人物が一人増えた…

感想文08-44:数学ガール

※2008年8月26日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 文句なく面白かった。現時点で今年一番面白い。 自らも主人公になった気持ちで、ミルカさんやテトラちゃんと一緒に数学の世界を旅する。違う国を渡り歩き、最終的に目的地に到達する。 その旅は驚きと興奮の連続だ。…

感想文21-12:科学と非科学 その正体を探る

「科学」について考えることは私のライフワークだ。科学とはなんぞやという根本的な問いも大事だし、本書のように科学と非科学の境界について考えるのもとても楽しい。 東京が緊急事態宣言で図書館が閉館(この対処法には大変不満があるがそれはまた別の話)…

感想文21-12:反穀物の人類史

私は人類史について詳しくない。考古学とか人類学に関する本はあまり読んだ記憶がない。 しかし、人類は狩猟採取生活から農耕生活へとシフトしたけれど、平均して身長は低くなり、体重は減り、寿命が縮まったとする説をどこかの本(感想文はみつからなかった…

感想文21-08:ヤタガラス

ゴースト(感想文21-07)の続編。 前回の感想文は働くことについての吐露だったが、今回は生み出すことが感想文のテーマ。 私はそんなに多くではないものの、生み出してきた。決して偉そうには言えない。なぜなら私以外の方も何かを生み出してきているからだ…