※2012年9月26日のYahoo!ブログを再掲。
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本作でのテーマはガロア理論。ガロアって誰?ってことでちょっと調べてみた。ウィキペディアによると、
エヴァリスト・ガロア(1811-1832)は、フランスの数学者および革命家である。
とのこと。
1811年生まれで20歳で亡くなっている。1811年生まれといえば、ナポレオン2世、佐久間象山ってところ。日本は江戸時代で、ガロアの生まれたフランスは、ナポレオン帝政の絶頂期ってところになる。
ガロアの生涯については本書では多く触れていない。むしろ波乱過ぎる生涯にばかり目が行きがちなガロアについて、その優れた数学的業績についてしっかりと説明してくれている。
とはいえ、いつものことだけれど、なかなか理解できないし、感想文でうまくまとめることができそうにない。
しかし、ガロア理論の説明の端緒はあみだくじからスタートしていて、とっつきやすくなっている。
ふむふむ。数学はほんとうに面白い。xの12乗-1は特に面白かった。円が12等分される、つまり誰しもが馴染みのある時計のような図形がかけるのだ。
原始的な要素に分解しよう、という発想。その発想がこれほどおもしろいものを生み出すのか。原始的な要素に分解し、分解した要素を組み合わせる。アナライズとシンセサイズ…だ。
そうなんだ。息子がもう少し大きくなったら、一緒に数学を勉強したい。
さいごにミルカ様のセリフを挙げておこう。
不変なものには名前をつける価値がある。
うーん、ソー・クール。
主人公たちはちょっとずつ成長している。もう高3の夏だ。受験が近づき、幸せな高校生活の終わりが近づいている。相変わらず羨ましい萌え萌え数学生活を満喫できるものあと僅かだ、って感じだけれど、将来は先生になって生徒から慕われてたりして、結局萌え萌え人生を謳歌するじゃねぇかと嫉妬する30代半ばの一読者でした。
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(感想文の感想など)
ガロアについての本を読んだなかった。これを機に読んでみることにします。