40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

感想文08-61:容疑者Xの献身

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※2008年11月11日のYahoo!ブログを再掲

 

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珍しく妻が読むのを薦めた本。

妻は滅多に本を読まないし、ぼくが面白いと思って貸した本は、趣味に合わないとか、犯人が気になったとか言って最後から読むとか、まあ、何て言うか、本に限らず趣味が合わないので仕方ないし、だからこそ夫婦生活がそれなりにうまくいってるとも言えるし…。

ええと、何の話だっけ。

そうそう、本書は妻が本当に本当に珍しく薦めた本。

最近、映画化もされ、話題になっている。話題になっている本はあんまり読もうとしないあまのじゃくな性格ではあるけれど、妻との共通の話題にもなるし、ということで読んでみた。

今年は、鳥人計画(感想文08-13)に次ぐ、2冊目の東野圭吾さんの小説。いわゆる理系ミステリーと言われ、所々に散りばめられた理系的観点、論理構成の緻密さ・精密さが読む人の心を捉える。

本書の中身についてあんまりとやかく言っても仕方ない。大変面白かったという妻の意見にぼくは同意する。ありがとう。確かに面白かったです。

ざっくりとあらすじを説明しておこう。

数学と一人の女性に人生を捧げた天才数学者の話。ひょんなことで、女性は前夫を絞殺してしまう。その女性を助けるために数学者は天才的頭脳を活用し、警察の捜査が彼女に及ばないようにする。

ところが、旧友である天才物理学者ガリレオが、この殺人事件に数学者が関与しているという仮説を立て、真実を暴いていく…。

愛する女性のためにまさに「身を献げる」数学者。警察の盲点を突き、退路を断ち、人生を投げ捨て、愛を貫く。

オールオワナッシング、ゼロサム。そんな生き方しかできない、不器用な数学者の想いには、心の底から尊敬するしかない。

数学者の想いは、さいごには女性に届く。そして、それゆえに彼の計画は破綻してしまう。

せつない。

映画も見てみたい。配役もなかなか良い。とはいえ、子どもがいるので、テレビ放映されるのを待つしかないかな。

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(感想文の感想など)

結局、映画見てない。あれ?見たような気もする。あんまり記憶に残ってない。