40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

ファイアーエムブレム エンゲージについて

久しぶりにゲームの感想を書いておこう。今年度は仕事が激烈に忙しすぎて、とにかく一日一日を乗り切るので精一杯な日々を送っていた。5月末のドイツ出張以降は、本を読む気力も湧かず、ただただYouTubeでバスケ動画を見て過ごす無気力な時間を過ごしていた。

これはいかんなと思い至り、本は読めなくてもゲームならできるかもということで、前から気になっていたファイアーエムブレム(FE)エンゲージを購入。前作の風花雪月以来の新作である。

FEはシミュレーションロールプレイングゲームSRPG)と呼ばれるジャンルに位置しており、今となってはこのジャンルのゲームはそれほど多くない。

FEシリーズは、硬派なストーリーとタフな難易度で好きな人にはたまらないゲームである。しかし、難し過ぎるためかコアなファンは買うが、新規ユーザにはハードルが高かったのかもしれない。私がプレイしたことのある2012年発売の覚醒ではカジュアルモード(キャラが倒れても次章から復活)が導入され、2019年発売の風花雪月からは時間を巻き戻せる機能が追加されるなど、新規参入を促すための工夫がなされてきている。

カジュアルモードもターンの巻き戻し機能もなかった時代のFEは、今思えばとてつもなくしんどい仕様で、ただ単にクリアするだけでなく、長期的な視野で全体的にレベルを上げるために今はまだ弱いキャラの育成も達成しようとすると、ちょっとした判断ミスで死亡してしまう。

2時間くらいかけてクリアできそうなマップで、最後の最後で育てようとしていたキャラを喪失して泣く泣くリセットボタンを押したのは今でも忘れられない思い出だ。

FEで思い出されるのは、幻影異聞録♯FE(2015年発売)でFE要素のほとんどないアトラス仕様だったけれど、この辺りからFEの雰囲気は変わってきたように思う。絵柄もそうだけれど、幅広いユーザにプレイしてもらえる工夫や挑戦、時にはFEらしさの破壊と新たな価値創造をトライアンドエラーしてきたように思う。

古参のファンはいろいろと思うところがあるかもしれないが、スポーツですらルールが変わるので、ゲームなんてさらにルールは変わるものだという感覚で楽しみたいと思う。

前置きが長くなったけれど、クラシックモード(キャラが死亡する)・難易度ノーマルでエンゲージ開始。ネタバレ含むけれど感想を書いておこう。

序盤の感想は、絵がきれい、声がいっぱい入っている、キャラ多いな、まだ増えるの?、ジャンは育てたら強くなるだろうな(実際メチャクチャ強くなった)、エンゲージに慣れない(使いどころがわからない)、相変わらず斧タイプは育成しにくいって感じ。

中盤の感想は、キャラ多いな、まだ増えるの?、セリーヌとディアマンド育てられない、武器の使用回数制限がないので長弓が使える弓タイプは重宝、SP(スキルポイント)貯まらない、お金足りない、動物が癒される、釣りがちょっと楽しい、ソラネルの守り神が可愛い、ミスティラお気に入り(でも声がP4Gの雪子と一緒の人だと思えない、本当に同一声優!?)、外伝でのアイクの行動に暁の女神のトラウマがよみがえる、重装以外の移動が少なくて遠隔攻撃ができないキャラは育てにくい、支援がなかなか上がらない、やはりお金が足りない、エイリーク可愛い、あれ?ロザードを好きになってくる

終盤の感想は、そういう展開か(驚)、セピアとグリの最期にしんみり、レベル上げ過ぎたのかラスボス弱い。

結局、50時間くらいでクリアした。クリアするまでネットで調べなかったので、2周目の引継ぎ要素を調べてみたら、何もないことが判明。マジか。2周目する気力が今のところ起きない。

風花雪月は3.5周して疲れ果てたけれど、エンゲージは周回プレイ前提ではなく、マルチエンディングもない。まあこれはこれで楽しかったと言える。ちょっと時間を空けて、別キャラを育てながら支援会話を全部見てやるか的な感じでやってみても面白いかもしれない。

私はFEシリーズが好きで、こうしてアニバーサリー的な作品が生み出されたことを本当にうれしく思う。古参だけれど口うるさくしないファンの一人として、これからもFEの発展と変化を楽しみにしている。