明けましておめでとうございます。
今年も年末に家族で実家に帰り、新年を京都で迎えました。今年は例年よりもずっと暖かく、過ごしやすい年末年始でした。ただ、両親がずいぶん歳をとったなと痛感しました。70歳を過ぎ以前ほど歩けなくなり、衰えが明白になっています。
2022年は神戸と東京を行ったり来たりの単身赴任生活でした。ほぼほぼ毎週新幹線で帰京し、肉体的負担がかなり大きかったです。また2月に私以外がコロナに感染、長男が8月に2回目の感染となりました。いずれも軽症でしたが、快復し元気が有り余った子供たちの行動が制限されたのは却って大変でした。
また仕事の面では部下が1人任期途中で出向元に帰任し、管理職としての不甲斐なさと難しさを痛感した1年でもありました。他方で、いくつか新規プロジェクト立ち上げができるようになり、数年後に1つでも花開くことを期待しています。
また昨年は徐々にウィズ・コロナになり、バスケができる回数が増えてきました。神戸で3チーム、東京で2チームの練習に参加し、しかも大きな怪我することなく年間通じてバスケできたのは非常に良かったです。マジで怪我が一番怖い。
年始の挨拶でしか言及しないゲームですが、「女神転生Ⅴ」、「メトロイド ドレッド」、「TRIANGLE STRATEGY」、「ソウルハッカーズ2」をプレイしました。
メガテン5はそれなりに面白かったですが、周回プレイする気にはなれず、トゥルーエンドは見れず仕舞い。メトロイドはクリアできず、加齢で反射神経と動体視力が低下している現実を突きつけられました。
TRIANGLE STRATEGYは最も楽しめましたが、こちらも2周目で力尽きてトゥルーエンドは見れず。ソウルハッカーズ2は2周目もクリアし満喫したものの、良くも悪くも気軽に楽しめるJRPGで何か心に残った作品とは言えませんでした。
一方2023年は「ファイアーエムブレム エンゲージ」、「オクトパストラベラーⅡ」、「龍が如く 維新! 極」、「P4G(リマスター)」、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」とやりたいゲームが目白押しでして、いつ本を読めば良いのか悩むところです。
それから数年ぶりに映画を昨年見ました。そうです。「SLAM DUNK」です!私が大学からバスケを始めるきっかけとなった言わずも知れたバスケ漫画の金字塔です。漫画の絵がそのまま3Dかつ美麗に動く。何よりもオープニングが最高で、バスケ界隈も大盛り上がりでした。それから日本人がNBAで活躍した初めての年になったと思います。とにかく渡邊雄太が素晴らしい。これからNBAで活躍する日本人がさらに増えてくるのを楽しみにしています。SLAM DUNKの連載終了から四半世紀以上経っての映画化とNBAでの日本人活躍が、同時に達成されるというのは示唆的です。
あと40年以上生きてきて、初めて「上海ガニ」を食べました。この歳になって生まれて初めて食べる食材がまだ残っているとは。改めて他にないかなと考えてみるとまだありました。「すっぽん」と「亀の手」。今年中にすっぽんを食べてみたいです。
それでは、恒例の2022年の面白かった本ランキングを発表します。
第5位:ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア 佐々木正(感想文22-01)
あのスティーブ・ジョブズが憧れ、孫正義が大恩人と呼ぶほどの存在である佐々木正(1915-2018)についての本。そんなすごい人がいたなんて知らなんだ。「人類の進歩に尽くすのが、我々、技術者の使命」と言い切るその姿はもちろん頼もしいし、そして何より多くの人にとって励みになったことだろう。
第4位:9割の社会問題はビジネスで解決できる(感想文22-05)
私はずいぶん前から社会問題に関心があるが、今の自分の仕事だけで精いっぱいで手を出せていない。「ほとんどの社会問題はビジネスで解決できる」とする本書の主張は新規参入の心理的障壁を押し下げてくれる。何より本書のMM会議を参考に、新任管理職会議を組織内にオフィシャルに設置できたのは私の数少ない2022年の功績の1つだと書き残しておこう。
第3位:ボクの音楽武者修行(感想文22-09)
本書は若干26歳の若者である小澤征爾による海外を舞台にした音楽の冒険の記録だ。生きているうちに一度くらいはコンサートホールでクラシックを聴いてみたい。でも敷居が高いんだよね。まずはブルーノートから始めてみようかしら。いやブルーノートも敷居高いよね。
第2位:計算機屋かく戦えり(感想文22-19)
本書ではコンピュータ開発の黎明期に多くの日本人の計算機屋が奮闘した記録が記されている。しのぎを削る計算機開発にアカデミアも産業界も入り乱れて取組み、電卓を生み出し、半導体を育て、マイクロエレクトロニクスへとつながっていく姿は私が生きている時代と並行していて興味深かった。
第1位:政治学者、PTA会長になる(感想文22-26)
PTAに悩むすべての人にこの本を読んで欲しい。「会社や組織に特化した生き方をしてきた働く母親(もちろん父親も)が、実は人間性を喪失しているのではないか」とする仮説に私が思い至るほどだ。生産性、経済効率、コスパ、タイパに支配された今の社会が病んでいるかもしれない可能性を頭の片隅に置いておきたい。協力の大事さと難しさを考えるきっかけになる一冊だ。
2022年の特に前半は部下の退職と欠員による心的ストレスと業務ひっ迫でほとんど本を読めませんでした。何とか30冊の感想文を書きましたが、目まぐるしい1年で、読んだけれど感想を書けていない本がまだあります。
改めて何か新しいことを学びたい、そんな気持ちになっています。人生はままなりませんが、学ぶことはいつでも始められます。学びこそが人生かもしれません。
2023年も本を読み、感想文を書き、バスケをして、ゲームをして、神戸と東京を往復し、そしてまた1年があっという間に終わるのだろうと予見します。
悩みは尽きませんが、毎日を懸命に生きていきたいです。