2020-08-23から1日間の記事一覧
いつ以来だろうか。私の好きな作家である佐藤賢一さんの小説。調べてみたら、遺訓(感想文18-41)以来だった。 そういえば、小説の感想文はブログを再開してから初めてだ。小説を読まないわけではないが、一時期よりも格段に読む頻度も量も減った。 読みたい…
※2018年10月11日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 本書は、佐藤賢一さんによる新徴組(感想文12-45)の続編に位置づけられる時代小説。タイトルの遺訓とは、南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)のことである。 歴史全般に疎い私は、初めて南洲翁遺訓という存在を知…
※2018年3月30日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 道誉と正成(感想文16-08)以来の安部龍太郎さんの小説。たまにこういう歴史小説を読みたくなる。 歴史と言っても、本書の舞台は2つある。主人公であり、イェール大学の教員である朝河貫一の1932年アメリカ。そして…
※2016年4月5日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 義貞の旗(感想文16-05)に続く安部龍太郎さんの歴史小説。しかも南北朝時代のことなので、完全に重なっている。タイトルの道誉と正成とは、佐々木道誉(1296-1373)と楠木正成(1294-1336)のこと。 佐々木道誉につ…
※2016年3月23日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ レオン氏郷(感想文13-20)以来の安部龍太郎さんの歴史小説。 義貞とは新田義貞(1300年頃-1338年)のこと。ウィキペディアによると『鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての御家人・武将』とのこと。 京都ぎらい(感…
※2015年12月22日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 何を隠そう私は京都出身だ。普段から京都弁どころか関西弁ですら喋っていないので、私が関西出身であることすら知らない人も職場にいる。 出身はどこですかと聞かれたら「関西方面なんですよ」→「関西のどちらなん…
※2014年12月24日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 風の中のマリア(感想文14-52)以来の百田尚樹さんのご本。本書は小説ではなく、ノンフィクションという位置づけ。 本書の主人公である「黄金のバンタム」を破った男とは、ファイティング原田(1943-)のこと。名前…
※2014年10月17日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ プリズム以来の百田尚樹さんの小説。百田さんは色々とコントラバーシャルな話題に思い切った発言をするので、ネットで取り上げられることがあるけれど、小説は文句なく面白い。 本作は一風変わっていて、主人公はオ…
※2013年4月14日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 歳のせいか歴史物が楽しくなってきている。 本書の主人公は、蒲生氏郷(がもう うじさと:1556-1595)。この本を読むまで全く知らない人だった。 ウィキペディアによると 戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。初…
※2012年9月12日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 完全にファンになっている佐藤賢一さんの小説。今度は日本の歴史小説。フランスの歴史小説からアメリカの近未来小説、そしてアメリカ人(ペリー)を主人公にした歴史小説を読んで本作に至る。書いた順番と一致してい…
※2012年6月12日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 学校の授業で民法があり、その中で紹介された本。 恥ずかしながら、この歳になって、司馬遼太郎を読んだことがなかった。あまりに有名すぎるのと、基本的に歴史がどうも好きではなかったので、読んでこなかった。 と…
※2012年6月6日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 小説フランス革命を書いている佐藤賢一さんと、こどもニュースのお父さんだったのが、「良い質問ですねぇ」ですっかり有名人の池上彰さんの対談本だ。さすが池上さん、目の付け所が良い。鼻が利く。 現在の混迷する日…
※2010年4月14日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ なかなか刺激的なタイトル。 本書は高校生を対象にした講義録だ。著者の加藤陽子さんは東大の教授であり、1930年代の世界史の専門家だそうだ。 往々にして講義録を本にすると分厚い割には薄っぺらい内容になる。でも…
※2009年9月2日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 久しぶりに生物学に関する本を読んだ気がする。振り返ってみれば、ゴールデンウィーク中に読んだ生き物たちは3/4が好き以来だ。 本書は、セイヨウミツバチが一夜のうちにいなくなる「蜂群崩壊症候群(Colony Collapse…
※2009年5月16日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 邦題では「3/4」という数字が前面に出ているが、本書はそれに固執しているわけではない。 原題は、「In the Beat of a Heart: Life, Energy, and the Unity of Nature」。仮訳すると「心臓の鼓動:生命、エネルギー…
※2009年3月16日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 雌と雄のある世界(感想文09-13)で知って、読んでみようと思った本書。 魚が性転換するというのはよく知られていると思う。 群れで生活する魚の種類で、一番サイズの大きな魚がオスになり、残りはメスというハレム…
※2009年3月5日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ 生物学的な意味で性に関する新書。 テーマの重なる新書できそこないの男たちでは、読者をぐっと世界に引き込ませる迫力があった。スリリングに展開し、さいごには大胆な仮説が提示される。 一方で、本書では、生物学…