40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

2024年新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

今年は次男の中学受験があるので、京都の実家に戻らず東京で過ごしました。最終勤務日ギリギリまで炎上した案件の処理に関わることになってしまい、疲弊しまくって年末に突入し、1年ぶりに起動するプリンタを叩き起こし、何とか年賀状を刷り上げ、慌ただしい年末でした。

長男だけは京都の実家に一人で行き、存分に美味しいものを食べて帰ってきたのですが、体調が悪化し、緊急搬送される羽目になりました。

元日に能登半島地震があり、東京の我が家も大きく長く揺れ、これはどこか遠いところで大地震が起きているんじゃないかと多くの日本人が感じとったであろう直観のとおり、NHKをつけると正月早々えらいことになってるなと驚くと同時に、体感で地震規模が予測できる能力を身につけてしまっていることにも驚きました。

実家が富山の部下がいたので、安否を確認(無事でした)し、夜は格付けチェックが放送延期になったので次男と桃鉄をして過ごしました。

翌日には羽田空港での航空機衝突事故があり、今年は呪われてるのかと慄いていた翌日に、長男の緊急搬送があり、年始早々なかなかタフな毎日を過ごしました。

長男は思ったよりも短期間で退院できましたが、定期的に病院に行く必要があり、また完治できる病気でもないので、しばらく手間がかかります。以前から病気の疑いはあったのですが、私が単身赴任中ということもありしばらく様子見するかという判断が、結果的には良くなかったので深く後悔しているところです。

年始早々暗い話題ばかりになっているので、昨年のことを思い出しながら書いてみます。

2023年は引き続き神戸と東京を行ったり来たりの単身赴任生活でした。8月に10年ぶりくらいに体調を崩し、かなり精神的にダウンしました。単身赴任中の病気は生死に直結するのを痛感しました。

バスケは比較的多くプレイできました。神戸と東京の往復の新幹線でバッシュを持ち運びし、体は衰える一方ですが、何とか長くバスケを続けたい気持ちでいます。バスケのワールドカップでは日本が自力でパリ五輪の出場権を獲得し、しびれる試合展開に何度も胸が熱くなりました。

ゲームですが、昨年の年始の挨拶で言及したとおり、「ファイアーエムブレム エンゲージ」「オクトパストラベラーⅡ」、「龍が如く 維新! 極」、「P4G(リマスター)」、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」に加え、「龍が如く7外伝」をプレイしました。

ゲームの感想文はまた改めて書きたいなと思っています。今年は、「ペルソナ5タクティカ」、「ペルソナ3リロード」、「龍が如く8」をプレイしたいなと。さらには次男の中学受験が終わったら「スーパーマリオRPG(リメイク)」を一緒にプレイしたい。今年もあまり本を読めないかもしれません。

2023年に初めて経験したことにも言及しておきます。「すっぽん」を初めて食べました。生き血とワインのカクテル、から揚げ、鍋など。美味しいと言えば美味しいけれど、定期的に食べたくなるって感じではないですね。残るは「カメノテ」ですね。どこで食べられるんだろうか。

それから久しぶりに海外出張に行きました。ドイツとスペイン。人生で30か国くらいは渡航したいのですが、経由地のドバイもカウントするとこれで21か国目(地域も含む)。オーストラリア出張も狙ってましたがそれは叶いませんでした。残念。

それでは、恒例の2023年の面白かった本ランキングを発表します。感想文を書けた本が少ないので、3位までとします。

 

第3位:半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防(感想文23-15)

コロナ禍でのテレワークが拡大などでの需要超過により半導体が不足し、ウクライナ紛争で原材料の不足が懸念され、さらにはアメリカが中国の半導体の息の根を止めようとする。経済安全保障がキーワードの一つとなり、気が付けばイスラエルでもドンパチが始まる。本当に世界はどうなってしまうのだろうか。世界経済は不安定な平和を前提に成り立っている。そうこうしているうちに生成AIが台頭し、さらに激しく世界は変わっていくのだろうか。

 

第2位:南極の氷に何が起きているか 気候変動と氷床の科学(感想文23-06)

気候変動が桁違いのスケールで南極に影響を与え、南極のサイエンスはスリリングに展開していく。氷が融けると地球が暑くなっていくメカニズムは、プラネタリー・バウンダリー(感想文20-16)の『閾値があって、そこを過ぎると地球環境は回復しない(かもしれない)』を思い出す。南極がヤバい=地球がヤバい。

第1位:新しい世界の資源地図 エネルギー・気候変動・国家の衝突(感想文23-03)

現代は本書の副題にあるようにエネルギー・気候変動・国家の衝突の真っただ中にいる。これらに半導体感染症を追加したい。インターネットが発達し、誰もが簡単に誰とでも繋がり、手軽に買い物ができ、無限にある情報にアクセスできる。でも異常気象が起き、南極の氷が融け、凄まじいスピードでグローバルに感染症が蔓延し、半導体の技術的な独占が起こり、規模に差はあれど世界各地で衝突が起きる。

 

偶然にもっていうか、私がそういう本をセレクトしているからなのだろうけれど、ランキング3位の本には通底するテーマがある。気候がヤバい、世界がヤバい、地球がヤバい、人類がヤバいってことだ。

専門家が「ヤバい」の解像度を上げて書き上げたこの3冊の本から学び取るべきは、ヤバさの規模感、切迫度合い、起きるメカニズム、そして対処法・解決策だ。

本当に対処するためには国家が協力しなければならない。ところが対立し、衝突し、ヤバさ度合いに拍車をかけている。

少しずつでも良いので世界をより良く変えていきたい。そのために科学は何ができるのだろうか。

さて、今年こそ単身赴任生活が終わって欲しい。バスケもしたいし、ゲームもしたいし、本も読みたいし、家族で旅行にも行きたい。

ちょっと疲れているのでまとまった休みが一番欲しいかな。