40代ロスジェネの明るいブログ

2020年1月11日からリスタート

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

感想文10-67:これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学

※2010年9月7日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ハーバード白熱教室で有名になったマイケル・サンデルの著作。サンデルは政治哲学者であり、政治評論家しか見かけない日本では新鮮に映るのだろう。 だからこそ、あれだけNHKの硬い番組が好評を博したのだと思う。…

感想文10-22:貧困を救うのは、社会保障政策か、ベーシック・インカムか

※2010年3月19日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ぼくが貧困を国内問題として認識するようになったのは、つい最近のことのように思う。池袋定点観測小説である、池袋ウエストゲートパークでは、たびたび格差社会について取り上げられるようになった。 とはいえ、…

感想文09-67:経済ってそういうことだったのか会議

※2009年10月26日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 本書は、後に経済財政政策担当大臣や金融担当大臣となる竹中平蔵と「だんご3きょうだい」の作詞とイラストでも有名なメディアクリエーターの佐藤雅彦の対談が載せられている。 本書は2002年に発売され、当時は日…

感想文09-54:ムハマド・ユヌス自伝 貧困なき世界をめざす銀行家

※2009年8月25日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 以前読んだグラミンフォンという奇跡(感想文09-50)に引き続き、マイクロクレジット関係の本。 マイクロクレジットの創始者であるムハマド・ユヌスの自伝。これまでの銀行とは全く反対の業務を行うグラミン銀行を…

感想文09-50:グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

※2009年8月7日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ この世でいちばん大事な「カネ」の話(感想文09-46)で登場した「マイクロクレジット」に関係して辿り着いた本。 舞台はバングラディッシュ。 そもそもバングラディッシュに行ったことのある人は少ないだろう。ぼく…

感想文09-46:この世でいちばん大事な「カネ」の話

※2009年7月23日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ そういえば去年は経済に関する本を意識的に読むようにした。とはいえ、どれを読んでも何となく分かったような気になるだけで、実感の伴わない空疎さを感じていた。 本書は有名マンガ家である西原理恵子さんが、カ…

感想文09-19:さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

※2009年3月30日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 著者の高橋洋一は、財務省の元官僚である。 本書では、小泉政権下に起きた郵政民営化の全体像が、実働部隊にいた著者の視点から生々しく記されている。 郵政民営化は、05年9月の解散総選挙で、民意を得て、達成さ…

感想文20-01:なぜ科学を学ぶのか

本屋で購入した新書。池内さんの本はこれで3冊目となる。 物理学と神(感想文09-10) 科学者と戦争(感想文16-33) 私自身は科学者ではないが、科学者と接する仕事をしている。世間の科学者に対するイメージは、常に白衣を着ているとか、偏屈な白髪の老人だ…

感想文16-33:科学者と戦争

※2016年10月11日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 著者の池内さんの本を以前、読んだことがあったなぁと思っていたら、物理学と神(感想文09-10)だった。もう7年も前かぁ。 さて、本書は以前から気になっていたことについて、非常に明瞭な道標を掲げてくれた。安…

感想文12-13:戦艦武蔵

※2012年3月3日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ニコライ遭難(感想文12-08)に続く吉村昭さんの小説。そのタイトルのとおり戦艦武蔵が作られ、そして沈むまでの話だ。 淡々とした描写が続く。しかし、戦艦武蔵建造が当時ものすごい巨大プロジェクトだということ…

感想文12-08:ニコライ遭難

※2012年2月12日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 急に歴史小説を読んでみた。著者は吉村昭(よしむらあきら:1927-2006)さん。ちょっと調べてみたらたくさんの作品を遺している。文章は訥々としていて、描写は過激でなく淡々としているが、だからこその臨場感が…

感想文11-48:科学的とはどういう意味か

※2011年12月9日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 大学生時代にハマった作家の一人である森博嗣さんによる新書。建築学の大学教員であったことから、日々、科学と向き合ってきた著者ならではの一冊。 最近長らく森さんの小説を読んでなかったと思ったら、 研究者と…

感想文10-12:ピョートル大帝とその時代 サンクト・ペテルブルグ誕生

※2010年2月19日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 生まれて初めてロシアだけに関連する本を読んだ。 ロシアに興味を持ったきっかけは、危険な世界史(感想文10-01)だ。その感想文で、『ふむ。ロシアが面白そうだ。ロシアについてもっと知りたい。』と書いた。 も…

感想文10-01:危険な世界史

※2010年1月5日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 懲りずにこの企画を続けていきます。3年目に突入。不思議なことに読みたい本がどんどん増えていきます。 さて、名画で読み解く ハプスブルク家…

感想文09-60:国家の罠

※2009年10月1日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 05年に発表された本書。結構前から読みたいなと思っていたら、文庫化していたので購入。 図書館で借りた本と同時並行的に読んでいたので、読み始めから読み終えるまでに結構時間がかかった。 「国策捜査」という言…

感想文09-56:史的システムとしての資本主義

※2009年9月11日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ ぼくの理解力が乏しいため長いです。読む人はご注意を。 砂糖の世界史(感想文09-52)の著者である川北稔さんの翻訳。川北さんの本が面白かったので、他に本を書いていないかなと思い、辿り着いた本書。 著者であ…

感想文09-52:砂糖の世界史

※2009年8月12日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 本書は、岩波ジュニア新書から10年くらい前に出版されている。「世界史Aを学ぶ人は必読!」なんて書かれていて、中学生とか高校生向けに書かれたらしいけれど、大人が読んでも十分に面白いし、勉強になる。 だいた…

感想文09-39:名画で読み解く ハプスブルク家12の物語(後編)

※2009年6月21日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ では、後編。オーストリア系ハプスブルク家の歴史。 スペイン系は栄華と遺伝的頽廃の話だった。自らの血の呪いにより、途絶えてしまう。 一方のオーストリア系は、血生臭い。フランス革命のギロチンに、第一次世界…

感想文09-39:名画で読み解く ハプスブルク家12の物語(前編)

※2009年6月20日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 本書は新書で200ページくらいだけれど、絵画は全てカラーで掲載され、美しく切なく悲しいハプスブルク家の物語がぎっしり詰まった良書。 中身が濃いので、読書感想文(っていうか備忘録)を2回に分けて書いてみよ…

感想文09-21:物語フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで

※2009年4月7日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 急に何を思い立ったか、フランス革命の本を読みたくなった。 本書は、1789年にバスチーユ牢獄が襲撃された事件から、1804年にナポレオンが皇帝に即位するまで、分かりやすく丁寧に、人物に焦点を当てて描いた良書で…

感想文09-10:物理学と神

※2009年2月24日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 何とも興味を惹かれるタイトル。 本書では、物理学史とその時代時代の科学者たちの神に対する姿勢の変遷について書かれている。 科学史としての正確さや、物理学についての独自の比喩的表現に、若干の違和感を持っ…

感想文08-54:告発! 検察「裏ガネ作り」

※2008年10月14日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 本書は、以前読んだ、 ルポ 内部告発(感想文08-52)で登場した検察ウラ金事件の内部告発者本人が記したものである。 感想を書く前に、本書の背景について簡単に説明しておく。 著者の三井環さんは、現職の検事だ…

感想文08-52:ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか

※2008年10月2日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 以前、組織と内部告発のことについて書いたことがあった。近年、企業の悪事が明るみになることがある。そのほとんどは内部告発によるものだ。 本書では様々な業態の民間企業、そして公的な機関である官庁でも内部…

感想文08-16:感染症は世界史を動かす

※2008年4月11日のYahoo!ブログを再掲。 ↓↓↓ 本書は感染症を主体にして世界史を紐解くという野心的な試み。とはいえ、全ての感染症とあらゆる歴史の関連を考えるとなると、とんでもなく膨大になるので、ペスト、梅毒、結核、インフルエンザと代表的な感染症を…

読書感想文について

明るい話題を提供したいのだが、ない。ブログに載せる内容が乏しい。よし、読書感想文を再開してみよう。それから過去に載せていたブログも再掲してみよう。

長男、受験を蹴り、サッカーボールを蹴ることを選択

2020年2月1日は、東京の私立中学受験の解禁日だ。 世間の受験生はこの日のために長い間勉強し、親はサポートし、投資している。中学受験生にとって最も重要な日である、と言っても過言ではない。 本来なら、1月26日に試合が行われるはずだったのに、雨天で順…